・30代女性(大阪在住)【顎下腺良性腫瘍(多形腺腫)】

内視鏡支援下顎下腺摘出術を受けて

 このたび,この横浜市立大学附属病院の口腔外科にお世話になることになった経緯を書きたいと思います。

 右顎下のしこり(1cm程度か)に気付いたのは,もう5年以上前のことです.痛みも全くないので脂肪の塊か,慢性肩こりでリンパが腫れているのか・・くらいに思っていました.健康診断で耳鼻科にも行きましたが,「経過観察」と言われて何年もそのままにしていました.「顎の下どうしたの?」と知り合いの方に指摘され,しこりが少し大きくなって目立つことに私も改めて気付き,思い切って検査をすることにしました.昨年(2013年)の11月のことです.近くの大学病院で血液検査,CT,MRI,唾液腺シンチ,細胞診などの検査を1か月かけて受けました.そして,「おそらく良性の腫瘍ですが,顎下腺ごと取るしか方法はありません.1週間程度の入院で,傷は首筋に沿って7cmくらいになります.」と説明を受けました.初めての手術,また痛くもないしこりを取るのに大きな傷ができること,顔面神経を傷つける可能性があることなどにかなり不安を覚えたので,HPで同じ病気の方の体験談を読んだり,また他の色んな病院を調べました.そして,横浜市立大学附属病院口腔外科のHPにたどり着きました.「顎下腺良性腫瘍摘出手術」と題されていた詳細には,2泊3日の入院,内視鏡,低侵襲で手術できるとありました.また,患者様の体験談を読んで,「ぜひこの病院で手術を受けたい!」と思い,HP上に記載の岩井先生のアドレスにメールにて状況を報告いたしました.岩井先生からすぐに返事をいただき,診察日が決まりました.大阪から横浜の遠距離も考慮いただいて,昼からの診察,仕事の合間をぬっての手術日決定など,スピーディーに全てが進みました.岩井先生の手術経験からくる自信も私にとって心強かったです.  手術前日(2014年1月)に入院です.術前検査であっという間に1日が過ぎましたが,看護師さんや口腔外科の先生方に緊張をほぐすような声かけも多くいただきました.岩井先生より手術の内容などを詳しくご説明いただき,不安ながらも落ち着いて眠りにつきました。
 手術当日,10時過ぎに岩井先生と付き添いの看護師さんとで手術室へ.全身麻酔の点滴が打たれ眠くなり,気が付いたら手術が終わっていました.3時間近く経っていたようですが・・私には一瞬のようでした・・.麻酔の影響で何度か吐き気がしましたが,トイレにもすぐに起きられて思ったより動けました【動きすぎたので、血抜きの管や点滴もしているのだからと,できるだけ安静に寝ておくようにと注意をされましたよ(笑)】.特に,痛み止めも飲みませんでした。手術中に行った病理検査では良性腫瘍だったとのことでした。
翌朝6時に起床です.食事,朝の診察後,すぐに退院の許可が出ました.少し舌がしびれ,右顎が打身のように腫れていましたが,術後2,3日がピークで引いていくとのこと.実際,腫れもしびれも日に日に治まっていき,術後1週間で完全に回復しました。その後,腫瘍の最終的な病理検査の結果が出ましたと岩井先生からメールを頂き,良性腫瘍だったとのことで安心しました。
約3か月が経った今,顎下には「その傷,何かでひっかいたの?」と言われる程度の1本の2cmの薄い線だけで痛みもありません.2泊3日の入院・手術があまりにもスピーディーに流れて行ったので,今となると夢だったのかな・・と思うほど,普通の活発な日常生活です.もやもやしたまま5年以上もしこりを放置してきましたが,もっと早く診ていただけばよかったのかも!と痛感します.それもこれも,担当の岩井先生の不安を払拭してくださるご対応の早さ,私の不安を見越して温かい声をかけてくださる病院のスタッフ,看護師さんの対応があったからです(私と同じ思いの患者様はたくさんおられると思います).本当にありがとうございました.また,何かの時はすぐに頼っていきます!